ヤスヤス

モダン・タイムスのヤスヤスのレビュー・感想・評価

モダン・タイムス(1936年製作の映画)
4.0
言わずと知れたチャップリンの名作。40代のチャップリンは、脂が乗り切っており、動きのキレと豊かな表情で笑わせてくれる。
いわゆるチャーリーの扮装は、本作が最後。これ以降の作品は、さらに政治・社会風刺が際立ってくるので、風刺の効いたドタバタコメディという面では、ラストを飾るに相応しい円熟の一本と言える。
時代がトーキーに移っていく中で、あえてサイレント的な作品づくりにこだわっており、初めてのチャップリンの肉声も、デタラメ語で歌い、パントマイムの力で見せるところに挟持を感じる。
ラストシーンも印象的。2人の後ろ姿のシルエットは、大平&又七あるいはR2-D2&C-3PO並みのインパクトがある。
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