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あずみ2 Death or Loveのmitakosamaのレビュー・感想・評価

あずみ2 Death or Love(2004年製作の映画)
3.0
あずみ2作目。監督が北村龍平から金子修介に代わったことで、良くも悪くもオーソドックスな作りになったかな。チャンバラアクションはだいぶ収まった。

今作では真田幸村の父・昌幸の暗殺の任務に就くあずみ。仲間は前作で唯一生き残ったナガラだけだったが、天海僧正の任もありクの一・コズエ(栗山千明)も同行。
旅の途中、盗賊の金閣・銀閣に出会い仲間となる。金閣は前回の盗賊に続き遠藤憲一が再登場。
銀閣は、あずみが殺した那智そっくりで、そのまんま小栗旬が起用。
あずみと銀閣の淡い恋が繊細に描かれる。それを利用し実は敵側の間者だったコズエによりナガラは殺される。

高島礼子演じる間者・クーニャも倒すが、彼女を大切に思っていた真田昌幸と一騎打ちへ。

うーむ。天海僧正も単なるくノ一のあずみに対して妙に肩入れするし、昌幸も単なる間者相手に情にほだされ過ぎ。ドラマ部分を強化しようとしたのだろうが、この映画にリアリティは感じないなぁ。(原作はそういうノリだからは置いておいて)
アクションに振り切った北村版の方が映画としてのビジョンがハッキリしてるかなぁ。
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