もえ

今度は愛妻家のもえのレビュー・感想・評価

今度は愛妻家(2009年製作の映画)
4.0
推理というか、考察しながら観てやっぱりといった展開。

号泣ですよね。

演出もだしリアルなよくある夫婦の芝居などが映画を好きになり、+私も同じように映画俳優として活躍していたい根本的な所以を思い出した。

人って気付けない。夫婦関係もだし、親子・友達。今あるささやかな幸せにすごく盲目。当たり前じゃない、って頭でわかってても当たり前に思ってしまう。

自分の事も、他人の事も、失ってやっと気付いて後悔してどうしようもなくて。

もし蔑ろにされてるなぁとか、今の関係性や状況に退屈さや惰性を感じてしまっているのならみんな映画を観たらいいと思う。

プロデューサーや監督・脚本家、俳優、音響、カメラマン、照明その他たくさんの人は伝えたり教えてくれる。
気付いて、と。今の自分の手にあるものを客観的に見て噛み締めて、と。
大抵は究極な選択を映画は見せてくれる。そして心が揺さぶられ、優しくしようとか、もっと言葉にしよう。とか。
単純かもしれないけどキッカケになる作品ってたくさんある。

私も気付かせたい。観てる人へ、実際に自分に置き換えてもらえるように、そして大切なものを大切と気付いてもらえるように。

今作の感想からすごくブレたけど!
俊介の妻や周囲への態度など腹立つ点もあるけど、憎めないダメさや強がりで素直になれない様子は微笑ましくも切ない作品でした。
もえ

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