Goach

ミルクのGoachのレビュー・感想・評価

ミルク(2008年製作の映画)
3.9
「希望を持つことの大切さ」を美しく描いた、現代の教養作品。

同性愛者の権利向上ために心血注いだ活動家、ハーヴェイ・ミルクの最期の8年間を収めた作品。
1970年代アメリカ、ゲイコミュニティのために立ち上がり、弾圧にも負けず公職につく。レズビアンや有色人種など、ソーシャルマイノリティのために活動し続けた、ミルクの艱難辛苦が実直に描かれている。ソーシャルマイノリティに対する意識は、当時のアメリカと今の状況は少し似ているように思う。

彼の最期は特に美しい。人の心に希望の光を宿した人物として、彼を大きく賞賛している。オペラの名作トスカに沿って、その悲劇を哀れんでいる。最期だけでなく、クラシックやオペラ楽曲を使用し、音楽がとても美しい。

ラストは涙なしには見れない、悲しくも素晴らしい終わり方です!