りゅー

ミルクのりゅーのレビュー・感想・評価

ミルク(2008年製作の映画)
3.5
市政委員としての大きなムーヴメントを起こしたハーヴェイミルクのお話であると同時に
ハーヴェイミルクって名前のごく普通のゲイの生涯の話

だって、街でスコットに声をかけるシーンなんてとっても、素敵な恋の始まりじゃないですか!
すごいナチュラルだし良かった
スコットのハーヴェイへの想いは常に描かれてて、
ハーヴェイがスコットとの時間を何より幸福に感じているのも常に描かれてて

なんて幸福な二人

そんな風に、恋を二の次でなくしっかり主軸として描いてくれたからこそ
ハーヴェイの市政委員としての活動、ムーヴメントを起こすという事、
彼が残した偉大すぎる功績が強く伝わる

彼が残したのはまさにムーヴメント

多くの人の気持ちを動かした
考えを動かした
それはすごすぎる功績だ

絡むのが政治となるとどうしても真っ直ぐな気持ちだけでは歩けない
途中、途中、仕方ない流れなのだろうが、カミングアウトを義務的にする所など
これはやる必要ないよ……
それは違うよ……
と辛く感じてしまう活動もあって見ていてつらかったけど
それあっての結果だからね仕方ない

ともあれ素敵な映画だった。見て良かった。
りゅー

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