イカのおすし

ペイバックのイカのおすしのレビュー・感想・評価

ペイバック(1999年製作の映画)
5.0
飄々としながらも蛇のように執念深いイカレた小悪党をメルギブが好演。バリエーション豊かな攻撃能力と躊躇のない思い切りの良さが恐ろしくも小気味良い。

我が心の名作『ローリング・サンダー』のウイリアム・ディヴェインが貫禄たっぷりに敵キャラを演じていて、彼の勇姿を見れただけでも自分としては幸せ感でいっぱいだ(殺られちゃうけど)。

また、ルーシー・リュウがSMの女王様役で艶かしい肢体を披露している。角張った顔立ちから勝手にガリガリをイメージしていたが、ボリューム満点なグラマーっぷりに驚いた次第である。もうちょっとエロったいシーンが見たァ〜いと男心が騒いでしまうが、この映画にそっち方面を求めるのは筋違いというものであろう。

容赦ないバイオレント、迫力満点なアクション、リアリティのない荒唐無稽なストーリーと三拍子揃った暇つぶしに最適な好作品。