意志を奪われた環境での生活が慣習化し、自由の価値が掴めなくなった黒人たち。
マフィアである父の絶大な権力をバックに、意志どおりに物事を進められる正義感だけが強い女。
ドッグヴィルに引き続き、まず上手くいくはずがない組み合わせで、嫌な予感しかしなかった。いやむしろトリアー監督にはそれを期待しているのだけれど。。
あらためて、ブラックボードと小道具だけでも、光と音さえあれば、役者の力次第でどうとでもなるシンプルさに、どんどん引き込まれていった。
ドッグヴィルと続けて観ると、ひどく暗い映画を眺めるのが癖になってしまう。
