困ったちゃん

ミュート・ウィットネスの困ったちゃんのレビュー・感想・評価

ミュート・ウィットネス(1995年製作の映画)
3.5
オープニングの魅力控えめ女が主役でなくて安心したのも束の間、聾唖の美人主役ビリーが目撃する残忍な殺人現場は、なかなか狂的でその先の展開に期待は高まるばかり!

声が出せない逃亡劇にリンクして息を殺しながらの鑑賞は個人的に「ドント・ブリーズ」「クワイエット・プレイス」以来。ゾワゾワする影の使い方やキワキワなカメラワークで心臓はバクバクと追い込まれるけれどもピークはそこまで。事件の背景が大きくなるに反してトーンダウンしていく展開と終盤のチープ感が非常に勿体ない!

何故かロシアで映画を撮るアメリカ人の設定が斬新。ロシア人キャストが多数のなかタルコフスキー「ノスタルジア」で苦悩の表情を浮かべてたおじさんは、若娘の生着替えにたじろぐかわいいおじさんになっていた。
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