トシオ88

ローズマリーの赤ちゃんのトシオ88のレビュー・感想・評価

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)
3.8
ポランスキー監督作品。「反撥」も怖かったが更に怖いモダンホラーの名作。
久しぶりに再見したが、ヒロインの追い詰められていく緊迫感が絶望的😨特に悪魔と受胎の儀式をさせられてしまう現実と幻覚が入り混じるシーンは幻想的でありながらサブミリナル的な恐怖も刷り込まれて秀逸。ヒロインがヨットに漂いながら現実と幻想との印象的なショットが続く場面は、監督の感性がなければ到底映像化できないと思う🧐
悪魔の容姿が、アーサーマッケンのパンの神みたいな姿なのが不気味☠️
やがて赤ちゃんを出産したミアファローは、周囲の状況に気が付き、大型ナイフを片手に悪魔の下僕達の集う部屋に向かうが…☠️

全編を通じて60年代のファッションとミアファローのコケティッシュな魅力が堪能できる。そして当時のニューヨーク生活者たちののupperな暮らしぶりも窺える。セントラルパーク周辺のビルが低層ビルばかりなのも当時の東京がそうであったように時代を感じさせるもの🗽。
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