Tラモーン

パンダコパンダ 雨ふりサーカスのTラモーンのレビュー・感想・評価

3.8
前作に続き息子と鑑賞。

テンポ感とツッコミどころと、はちゃめちゃさがだいぶ増してて面白かった!

冒頭ミミ子ちゃんちに忍び込むサーカス団員の声が山田康雄でアガる。ルックスまでルパンに見えてくる笑。

忍び込んだサーカス団長と団員の2人を嬉しそうに窓の外から覗き込むパパンダ、パンちゃん、ミミ子ちゃん。何故かミミ子ちゃんで一番ビビる団長と団員。相変わらず瞳孔開き切った笑顔のパパンダ。

2人が逃げ帰ったところで新キャラのトラちゃん登場。パンちゃんとトラちゃんがグルグル走り回るシーンのテンポ感はやっぱりアニメのいいところ。やっぱり息子はこういうところでケタケタ笑う。

サーカスのテントでパンちゃんが玉乗りでトラブル起こしまくるところで息子氏さらに爆笑。
からのトラちゃんのお母さんの檻のシーンはなかなかの緊張感。からの母親同士の通じ合いは結構グッとくる。子どもってやっぱり自分のお母さんが特別なんだよね。
"トラちゃんのママだぞ!"
"パンちゃんのママだぞ!"

サーカスにミミ子ちゃんとパンちゃんを迎えに来たパパンダがローラースルーゴーゴー乗ってるとこで死ぬほど笑った。

豪雨からの"特にたけのこがいい"は狂気。

街が洪水に沈むシーンは今思えば『崖の上のポニョ』の下敷きになっているような気もする。

サーカス機関車の動物救出からの餌やりにホッコリ。パパンダは服着てないのに袖まくり。息子は機関車好きなので大興奮。勝手に石炭焚べちゃうパンちゃんとトラちゃんのテンポ感も素敵。そしてここからの展開のめちゃくちゃさは笑うしかない。
水の底を機関車走れんやろとツッコむのは野暮か。しかし機関車が水の中から姿を現したときの叫び声が"うわぁ出たぁ!"なのはおかしいやろて、ルパン。
線路の行き止まりを突き破り暴走を続ける機関車。ブレーキをかけろと言われてもミミ子ちゃんは"無理よ!どれかわからないもの!ウフフ"と笑顔。追っかけるサーカス団員たちの車のサイズ感もルパンのフィアットみたいでアガる。

からのラストは怪力パパンダが真正面から機関車受け止めちゃう。こんときの機関車がグシャっとなる感じの表現は流石に上手いなぁという印象。そして凄まじいテンポ感。

やっぱり古き良きアニメの強引な感じってツッコミながら観るの楽しいなぁ。

息子はこのシリーズかなり好きみたいでたまに「パンダコパンダコ…」歌ってます。もっとシリーズ化してほしかったなぁ🐼

でも実際は「パンダパパンダコパンダ…」なんだよね笑。
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