少女はまっすぐ走り、まっすぐ泳ぐ。一夏が終わり何かを得る。
周囲の大人が、彼女たちを子供として扱っているのがよい。自営業に夏休みなんてないから構ってやれないけど、ご近所みんなでざっくり見守っている。…
なぎさ(松田まどか)は江ノ島に住む小学生で、父を亡くし今は居酒屋をやっている母と二人暮らしだ。
「恋のバカンス」が大好きで、友達と二人でいつも歌っている。
泳ぎが得意で、あまり知られていない入江で泳…
1960年代江ノ島周辺が舞台。夏休みを過ごす少女の日々を綴った佳作。これといったストーリーはなく、小学生の視点から、大人への入口を垣間見る夏の出来事が描かれています。そんな、背伸びしていた頃を思い出…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
この時代の作品の雰囲気が好き。何故か棒読みでも全然観れる。
気になる女の子にファーストキスを不意に奪われたあげく「本当のキスじゃないよ 映画のキスだから」なんて言われたらどうしたらいいの。漂流物を…
ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」が流れる1960年代の江ノ島。多感な年頃のナギサの一夏。
貧富の差を感じる羨ましさ
大人の遊びへの憧れ
やってみたいパーマ
買いたいレコードプレーヤー
…
小学六年生の少女(なぎさ)の夏休みの物語。
2000年製作、
舞台は1960年代の江ノ島。
バイトしてレコードプレイヤーを買い、
不良のように髪にパーマをあてて、
男の運転するスーパーカーの助手席…
夏草なら秋には枯れるし、出て行ったものはネコでも人でも戻ってこないし。それでぽっかり空いた後を放ってなぎさも背伸びしてはみだしてゆく。
それでも出て行ったやつにどんな違和感を覚えるのか、哀惜でも…