人間の脳内にあるシルビウス裂という部位に電気を流し、謎の装置を埋め込むことで常人には不可視な物が可視化され、霊的進化を遂げることを狙った実験に巻き込まれる姉妹と、その首謀者である母親と組織を描くホラー。
カナダの脳外科医・ペンフィールド博士の実験に着想を得て本作を書き上げたという高橋洋監督。
この段階で『霊的ボリシェヴィキ』の企画も作り上げており、あの世や人の及ばない世界の存在を描くことに魅力を感じているのではないでしょうか。
人間側が干渉してるつもりでも、実はあちら側から干渉してるのではないかと。
そう考えるとNetflix版呪怨のあの家も、人間の持つ憎悪や業に干渉してくるという解釈もできるのかなぁと思ったり。
