鍋レモン

クィーンの鍋レモンのレビュー・感想・評価

クィーン(2006年製作の映画)
3.2
⚪概要とあらすじ
ダイアナ元皇太子妃が交通事故で急逝した直後のイギリス王室の内幕を描いた作品。

かねてからダイアナとの不仲説が噂され、事故後も沈黙を貫き通そうとするエリザベス女王に、国民は次第に不満を募らせはじめる。そんな中、就任したばかりの首相トニー・ブレアが王室と国民の和解に奔走する。

⚪キャッチコピーとセリフ
“世界中が泣いたその日、たった一人涙を見せなかった人がいた”

「投票ってしてみたいわ」

⚪感想
史実を中心とした作品。

ダイアナ妃が亡くなったのは自分が生まれる1年前だったのだと初めて知った。
小学生の時にダイアナ妃の漫画をよく読んだ覚えが。

ダイアナ妃側からと王室側からではそれぞれの良い部分や悪い部分が違って見えてくる。
でも今作を観ちゃうとエリザベス女王かっこいいなと思う。

ヘレン・ミレン演じるエリザベス女王。
気品溢れる振る舞いと話し方。

キャベツちゃんと呼ばれているの初めて知ったし、運転することあるんだと驚き。

鹿が神秘的だった。

宮殿の前の花束は国民に深く愛されていたともに少し異様さを感じる。

トム・クルーズ、トム・ハンクス、ニコール・キッドマンがいたような。

映画としての面白さはそんなに感じなかったけど、テレビ番組の中での再現VTRとしてであれば面白かったかも?



⚪以下ネタバレ



チャーター機を使うことで無駄遣いと言われないか、弔辞や葬儀は行うべきか。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
1997年5月、総選挙で労働党が勝利し、トニー・ブレアが首相に就任する。政権交代による首相就任の承認を得るため、バッキンガム宮殿に居住する女王エリザベス2世の元にブレア夫妻が謁見に訪れるが、憲法や伝統の大改革を主張して来たブレアと、リベラルなシェリー夫人のぞんざいな態度に、エリザベス2世は不安や不快の念を隠すことが出来なかった。

その年の8月31日未明、ダイアナ元皇太子妃の乗車したメルセデス・ベンツ・W140がパパラッチを猛スピードで振り切ろうとしてパリで交通事故死する。折しもバルモラル城で休養中であったエリザベス2世は、ダイアナについて“既に王室を去った人間”と見なしており、これは国事ではなく私的な出来事であるとして何の言論も発表せず、母を亡くした孫をマスコミや国民の狂騒から守る為にも王太后や夫のエディンバラ公と共に、ロンドンに戻ることなく休養先に留まり続ける。一方、ダイアナの人気に着目したキャンベル補佐官の狙いにより、ブレアはダイアナを「国民の王妃」としてその死を悼む発言を出し、国民の心を掴む。また、ダイアナの遺体を引き取りにパリに飛んだチャールズ皇太子は、パリでダイアナがいかに敬愛されているかを目の当たりにし、エリザベス2世の態度に疑問を抱き、ブレアに接近する。

エリザベス2世の頑なな態度に国民の不満は高まり、王制廃止を要求する声まであがるようになる。王室と国民の間を橋渡ししようとするブレアはエリザベス2世にロンドンに帰還し、ダイアナの死を悼む言葉を発表するよう執拗に求める。終に、エリザベス2世は世論を無視できなくなりロンドンに帰還しダイアナの死から5日後の9月5日にテレビ放送を通じ哀悼のメッセージを送ったエリザベス2世の崇高な態度は国民、そして王室に対して冷ややかだったブレアの心をも打ったと言われた。

2ヵ月後、国政の報告のためにブレアはエリザベス2世のもとに再び参内するが、両者の蟠りはすっかり消えており、宮殿の庭には談笑しながら散歩する2人の姿が有った。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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