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ドクトル・ジバゴのYOU5521のレビュー・感想・評価

ドクトル・ジバゴ(1965年製作の映画)
3.9
むか~しから
名前だけは知っていた名作。
なんだかかたっ苦しい、退屈な内容かな
って思ってたけど、
ここのところ昔の名作の素晴らしさに
蒙(もう)を啓(ひら)かれ,観てみた

やっぱりスゴくいい!
全然古くなく、
「不朽」とはよく言ったものだと思う。
どんなに面白いドラマも
映画にかなわないなって思う。
たかが一本の作品のために何百、何十人が働き、
お金と時間と労力を使って作り上げる。
失敗作もあるだろうけど、
その情熱とか信念とかってスゴイと思う。
積み重なるから「教養」でもある。
「名作」と言われるものはなおさら。

TVドラマが「情報」なら
映画は「知識」と言えると思う。
映画ってホントの良いと思うよ。
人間が作ったものの中で
最上なもののひとつだと
つくづく思う。観なきゃ損
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ジバゴの壮絶な人生。
すごいストーリー展開で
まったく飽きない。
昔の女性も、美人はやっぱり美人。

革命時とはいえ
まあ不倫といえば不倫なんだけどね。
ええと、60年代の作品か
この頃…いや描いているのはもっと前か、
でさえ「不倫」なんだね、やっぱり。
最近話題の「不倫」なんて
ちっとも新しいことじゃないんだと
改めて思ったよ

「(私たち)どうなるの?」
「わからない」

(不倫する)恋人たちの会話って
この当時も、今も変わらない
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印象に残ったシーンは、
ジバゴが戦地の医者として尊敬され、
終戦で、充実感と誇りを持って、
自宅へ帰ると妻、子、義父は居るが、
家は共同の住まいになっているし
「同志」と呼ばれ
個人の所有はないとすごく冷たい顔で
接せられるところ。
「こんなはずじゃ…」って誰もが思うだろう
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「…すてきな女性がきているわ」
「…僕と踊ってる(僕の目の前にいる)」

↑こんなセリフをさらりと言ってみたい
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