シリアスな刑事ドラマを予想してたら、コメディだったのでビックリ。監視している女に恋をしてしまう刑事の役のリチャード・ドレイファスが実にいい味を出しています。正体がばれそうになるドタバタコメディとしても楽しいし、彼女の恋人の凶悪犯が登場してからはスリリングなアクションが展開されます(製材工場という舞台も面白い)。バディムービーとしては相棒のエミリオ・エステヴェスの存在感が薄いですが、彼の役に立たない感に比べれば、うまく美女とよろしくやってしまうリチャード・ドレイファスの有能感(?)は際立ちます。
マデリーン・ストウも本作がデビュー作とのことで、当時29歳とずいぶん遅咲きなわけですが、とても美しく魅力的で、なぜこれまで売れなかったのかさっぱりわからないな(まぁこれから売れっ子になっていくわけですけど)。