うえの

ジュラシック・パークのうえののレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
3.7
遺伝子工学が発展した現代に蘇った恐竜を巡る大冒険を描いたモンスターパニック映画の金字塔、ジュラシックパークシリーズの第1作目。

個人的に黄金のワンパターンと称しているロッキーシリーズと同等のレベルにワンパターンなシリーズ、ジュラシックシリーズです笑。
毎回調子に乗った大富豪や大企業の社長が恐竜をコントロール出来ると過信するも絶対にどこかで不具合が起きて恐竜が暴れ出すといったワンパターンが今後少なくとも4回〜5回は起きます笑。
これはネタバレではありません。前提条件です笑。

今作はやはり当時としては珍しかったCGとアニマトロニクス?という撮影法を用いたリアルな恐竜たちを捉えた映像が大きく評価されている。
あんまり映像の古さとかわからないから今作を最近になって見てみてもすげぇリアルな映像って感じだから当時はもっと大きな反響を得ていたんだろうなぁ。

また恐竜といえばティラノサウルスと思いがちかもしれないが、このシリーズで1番重要な恐竜はヴェロキラプトルである。
鋭利な爪と賢い頭脳を用いた俊敏な動きである意味Tレックスより厄介笑。
瞳孔が開き切った目がとても怖い、今後のシリーズの核となる存在である。

出演者よりも映画としてのネームバリューが高いようなイメージの作品のため、メインキャストもあまり有名どころではないかと思っていたが、若かりし頃のローラダーンや当時はそれほど有名ではなかったサミュエル.L.ジャクソンなどが出演する中、イアンマルコム博士演じるジェフゴールドブラムがとても良い。
パークとハモンドの考えを散々否定しつつも、エリーを口説こうとする調子の良いところも見せ、子どもたちを救うために奔走する頼り甲斐のある所も見せる表情豊かな魅力的なキャラクターを好演。
アランと反発し合いながらも次第に協力し合う姿もとても良かったと思う。

やはり1作目ということもあって新鮮味があって面白かった。
次作以降の捻り方も結構好きだけどあまり評価されてなくて残念笑。
とりあえずジェフゴールドブラムを楽しんでいただきたい。

2015年08月24日(月)1回目
2018年07月07月(土)2回目
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