小さな頃から何度観てるだろうか
冒頭の人物登場は程良いB級感の香りもする。愛しのサミュエル。
会話の殆どが今後に繋がるのは洗練を通り越して無駄が無さすぎる。
分かりやすさを突き詰めた誇張された表現も万人吸引にもってこい。
スピルバーグの恐怖の見せ方はやっぱりジョーズから一流である事を改めて感じた。
隠してほのめかして少し見せて最後にかます。
直線的でなく、非常に滑らかに恐怖の度合いを上げていく。
音の拘り。ワニの唸りと虎の咆哮とゾウの赤ん坊の鼻息で鳴き声つくるとかとてつもない。
水の波紋は勿論のこと、窓ガラスの曇りで恐怖見せるってのも凄い。
サム・ライミしかり、恐怖を演出するのが上手いのは一流の監督の証と個人的に思う。
マルコム博士の道化じみたジョークが好ましい。
久々に観て90年代という時代を感じたけど、
恐竜に対する夢とか憧れがこの映画には詰まっていて、そこはいつまで経っても色褪せないものだなぁと気持ち良く見れた。