ぬーたん

ジュラシック・パークのぬーたんのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
4.1
公開当時に観たきり、ホント久し振りに観た。
面白い!これが24年も前の作品とは思えない。
CGも殆ど使わずに良くここまで!スピルバーグの最高傑作のひとつね。
怖いがとにかく楽しめた。登場する子供(レックス+ティム=T-レックス!)の目線でハラハラしながら。

琥珀の中に閉じ込められた蚊の血液から恐竜のDNAを採取して再生する、なんていう本当にあるかもしれない的な発想が凄い!原作のマイケル・クライトンに改めて感心する。
絶滅した恐竜をこの目で見れる、なんて夢がある。ジェラシックパークに行くことを想像するだけで楽しいわ。
そんな夢と同時に、人間達の金に執着する欲深さや、生きているものたちの生命力の強さや、何だか色々なメッセージ性もちゃんと絡めていて、ただのパニック映画ではないところも、優等生スピルバーグですね。

グラント博士役はサム・ニール。日本人の奥さんというだけで親近感を覚える俳優。正義感と勇気で大活躍。
サトラー博士はローラ・ダーン。強い女性役だが恐竜に襲われそうになるシーンはリアルな演技で恐怖感を表現。あの手が…。
マルカム博士はジェフ・ゴールドブラム。この俳優懐かしい、最近観ないなあ。渋くてちょっとワルな感じなのにいざとなると勇敢でカッコいい。
ハモンドはリチャード・アッテンボロー。好々爺の雰囲気バッチリ。ちょっと可哀想なラスト。頑張れ、おじいちゃん。
サミュエル・ジャクソンが、エンジニア。チェーンスモーカーが気分悪く、何を演じても憎たらしいのね、この方。

恐竜が徐々に迫って来る様子が、更に恐怖心を掻き立てる。
小刻みに揺れる水面や影で、ヒタヒタと迫って来るのを表現。
車のミラーに映る、口を開けて走って来る恐竜。
一難去ってまた一難と、次々と危険な目にあうグラント+T‐レックスチルドレン。冗談や笑顔も出てほっとするも、すぐに次の試練が!
流石に終盤の調理室辺りからはもうお腹一杯状態だった、ちょっと長かったかな。パニックの緊張感はそう長くは持続しない。

ティラノザウルスが現れ、雄叫びを上げ、歩いて来る、その一番の恐怖シーンで、何故かコロッケのモノマネが脳裏を霞め、苦笑いしてしまった。
あの頭がパカっと割れるヤツ(;'∀')歩き方も似てるんだもの。

また20年後に観よう。生きていれば(^^;
ぬーたん

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