遺伝子の発見によって現代に蘇った恐竜を動物園のように展示するジュラシック・パーク。考古学者や創立者の孫などが招かれ、一足先にパークに足を踏み入れるのだが……。
予想より恐竜が暴れ出すまでが長いように感じたが、ストーリー展開や登場人物の性格をちゃんと描写するためには必要な要素であり、またテンポも良いのでそれほど気にならない。ストーリーに関しては、だいたいハモンド氏とネドリーが悪い。ような。恐竜から逃げたりハプニングに巻き込まれる数々のシーンの間にも、ほっと落ち着けるドラマ要素を入れ込んでいるのはさすが。ジョン・ウィリアムズの音楽が作品の持つ壮大さや緊迫感を上手く拡張させていて、楽しく観られた。
