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ロスト・ハイウェイのkazu1961のレビュー・感想・評価

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)
3.7
▪️JP Title :「ロスト・ハイウェイ」
Original :「Lost Highway」
▪️First Release Year : 1997
▪️JP Release Date : 1997/06/14
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-769 再鑑賞
🕰Running Time : 135分
▪️Director : デヴィッド・リンチ
▪️Writer : デヴィッド・リンチ、バリー・ギフォード
▪️MusicD : アンジェロ・バダラメンティ、トレント・レズナー
▪️Cast : ビル・プルマン、パトリシア・アークエット、バルサザール・ゲティ、ジョヴァンニ・リビシ
▪️Review
続けてデヴィッド・リンチの作品を鑑賞しました。もう頭の中はメロメロ。。。理解しようということ自体がリンチの作品においては無駄だということを再認識しました。とにかくリンチの作品はストーリーなんてものはありません。例えて言うなら芸術、その場その場のシークエンスをアートを観るように楽しむのが正解なのだと割り切りました(笑)。

今回の物語は。。。
ある日「ディック・ロラントは死んだ」という謎のメッセージを受け取ったサックス奏者のフレッド(ビル・プルマン)は、その後も不気味なビデオテープに悩まされます。しかもその中には、妻レネエ(パトリシア・アークエット)が惨殺されている映像が映されていました。ショックで意識を失った彼が目覚めたとき、妻殺しの犯人として死刑を宣告されてしまうのですが。。。

リンチ自身がこの作品に寄せた言葉は、“サイコジェニック・フーガ”、ただそれだけです。サイコジェニック・フーガとは、心因性記憶喪失を意味し、それをモチーフにしながら“脳内パニック”を敢えて起こさせるように作ったサスペンスなんですね。さらに物語を複雑にしているのが、1人2役のP・アークエット、2人1役のB・プルマンとバルサザール・ケティが巧みに絡み合っていくところ。しかもスピーディーに展開は進み観客の理解は置いてけぼりになってしまうんですね。それでも映像を視覚的に観ているだけで面白いのがリンチ作品ならではの醍醐味ですね。

▪️Overview
鬼才デビッド・リンチ監督が「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」以来5年ぶりに手掛けたサスペンス作品。妻の浮気を疑う人気サックス奏者フレッド。彼はある日「ディック・ロランドは死んだ」という謎のメッセージを受け取る。そしてその翌日から、彼の元にビデオテープが届き始める。1本目には彼の家の玄関が、2本目には寝室が、そして最後に届けられたテープには、彼が妻を惨殺する様子が収録されていた……。(引用:映画. com)
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