福福吉吉

ロスト・ハイウェイの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)
4.0
サックス奏者のフレッドは、インターフォンで「ディック・ロラントは死んだ」という謎のメッセージを聞く。その後、ビデオテープが届けられ、そこには妻レネエを切り刻む彼の姿が映っていた。意識を失い、やがて目覚めた彼は、妻殺しの容疑で死刑宣告される。しかし、独房に入れられたはずのフレッドがいつの間にかピートという青年に変わっていた。

ストーリーは難しいです。観る前から難しいという評判を知っていたので、細かくメモをとりながら観たのですが、なんとなくこうじゃないかなというレベルでしか分からなかった。

本作は前半にフレッドの話が描かれ、後半にピートの話が描かれ、終盤にさらにストーリーが大きく転換するため、頭の中が混乱しました。特に時系列を意識すると余計に訳が分からなくなりました。

じゃあ、面白くなかったのか、というと非常に面白かった。分かってないけど、ストーリーにグイグイ引き込まれて、謎が謎を呼ぶ展開になぜかハマってしまいました。フレッドの話に出てきた人物がどんどんピートの話にも出てくると、私は頭の中で色々な考えが浮かんできて、謎の答えを知りたい欲求があふれてきました。特に、顔を白く塗った謎の男が気になって仕方が無かった。

とても気に入りました。非常に面白かった。
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