品川巻

ロスト・ハイウェイの品川巻のレビュー・感想・評価

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)
4.4
映画より先にサントラにハマった作品。
『未来世紀ブラジル現象』(※初回は睡魔に負けるも、再挑戦したら急激に好きになる現象)発生しました。

ボウイで始まってボウイで終わるオープニングとエンディングが既に最高。車線を映してるだけでかっこいいし、運転が下手すぎて"走る棺桶"と言われていた私が、恐らく味わうことのない夜の疾走感を追体験させてくれてありがたい。
そして煽り運転のシーンは、自動車教習で見せるべき動画No.1🚗💨

私が監督だったら全ての伏線に意味を持たせたくなるけど、伏線に意味を持たせないのがリンチ節(もはや伏線でもなく、ただの繋ぎ)
ここまで相手を理解させられない話を、1から作り出せるのがすごい。

余りにも奇奇怪怪すぎて毛頭理解する気もなかったけど、あらゆる天才ブロガーの解説を読んだ結果、↓だけ理解しておけば、ちんぷんかんぷんな映像にも意味が見えてくる(ような気がする)ので残しておきます。

・ピートはフレッド(犯罪者)の妄想パート
・アリス(金髪期)は堕落した妻レネエ(黒髪期)の美しい部分だけ具現化された妄想
・実在したO・J・シンプソン事件の心因性記憶喪失とカーチェイスを元にしている

※諸説あります
品川巻

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