広島カップ

ヒューゴの不思議な発明の広島カップのレビュー・感想・評価

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)
4.0
本作には映画黎明期の功労者が二人登場します。
一人(というか一組)がリュミエール兄弟。
エジソンの開発したキネトスコープを元に"動く写真"をスクリーンに投射して大勢が一度に観れる装置"シネマトグラフ"を開発した「映画の父」と言われる人物です。
そしてもう一人が映像の魔術師といわれた世界初の職業映画監督ジョルジュ・メリエス。
砲弾型ロケットが月に突き刺さるシーンが有名な『月世界旅行』(1902)で知られています。

まるで「お二人が居てくれたお陰で私達が今ここでこうしていられるのです」と監督が呟いているような作品の創り方。

魅力的な機械仕掛け人形が出てきたりしてファンタジックな作品ですが、画像処理も美しく特に"青"が美しく撮れています。
駅の鉄道公安官やポーターの衣服、通行人の婦人の衣服、パリの夜の月の光、主人公の少年のセーターのライン、そして主人公の少年の瞳。

スコセッシというよりスピルバーグが手掛けそうな作品でした。