もやし

ヒューゴの不思議な発明のもやしのレビュー・感想・評価

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)
3.8
記録。マーティン・スコセッシ監督作品。

正直何だかよくわからなかったな。
雰囲気と音楽は神だったけど。



親が亡くなり、呑んだくれの実質ホームレスのような生活をしている叔父のところに行くことになる。
叔父がやっていた駅の時計の管理の仕事を丸投げされ、駅の様子を眺めながら黙々と時計を調整する日々。父親と一緒に修理していた機械人形の修理を続けながら。


でもこのあらすじ、後半にはほとんど関係なくなってくる。

そして何故か映画愛の話に。

別に話の方向性がいきなり変わること自体にどうこう言うつもりは全くないんだけど、この映画の場合主人公がどうでもいい存在になっちゃうのがね…
主人公のおかげで私は救われましたみたいなこと言ってるんだけど、いや、主人公実質何もやってないよ?って思った。
主人公自身も何ら救われてないし、この2時間で何が変わったのかわからない。
駅にいる人達皆幸せみたいになってるけど、それは単に本人達の個人的な頑張りと時の経過であって、何ら出来事としては起きてない。


映画愛の部分単体はとても良い話でしたけどね。
戦争が始まって映画の需要がなくなるとことか、ちょっと泣けた。



今作は批評家絶賛だったということで。
子供向けとしてはこれ以上ないものだ、みたいなこと言われてたらしいけど、いやそれはあなた達大人が子供に見せたい映画なだけでしょ?と思う。
この映画を子供が喜ぶと本気で思ってるなら、子供舐めてると思います。


批判ばっかになっちゃった…笑 すみません…笑
もやし

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