KnightsofOdessa

戦火のかなたのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

戦火のかなた(1946年製作の映画)
2.5
おそらく多くの観客が気になっているであろうジュリエッタ・マシーナの登場シーンは第四話で登場する宮殿の階段に座っている女性である(らしい)。が、そもそも私は宮殿も階段も見つけられなかったので見つけたら答えを教えてください。


No.202[サロ政権下イタリアを巡るバラバラ短編映画集] 50点

ロッセリーニの戦争三部作第二編であり、謎のオムニバス構成をしている。監督一人だけなのにそれぞれの挿話が有機的に結合するとかそんな魔術的なエロさがあるわけではなく、設定した都市に対して単純な物語が展開するという退屈さの爆発するようなお話。当時は熱狂的に受け入れられたのかもしれんが、それぞれの挿話をより重厚にした一本の映画がどれも存在しそうだし、現代の人間からみるとそこまで熱狂的に受け入れることは難しいのではないか。

第六話の沼地のショットはヤンチョーっぽくてちょっと良かった。他は既に忘れた。「無防備都市」の方が何倍も優れた映画。
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