来夢

さくらんの来夢のレビュー・感想・評価

さくらん(2007年製作の映画)
3.6
安野モヨコ原作漫画の実写化。蜷川実花の写真をそのまま映画にしたような鮮やかな映像に、江戸時代という設定にとらわれない現代的なデザインと音楽(椎名林檎)でスタイリッシュにまとめている。
はずなんだけれど、どうにも演出が古臭く感じるところがあったり、今ひとつ映像美と言いきれないチープさみたいのがあるよね。
面白いとは思うけれど、もう少しゾクッとくるような美しさと艶やかさがあればより引き込まれたかな。
菅野美穂に注目が集まっているけれど、それ以上に木村佳乃の演技が群を抜いてるよね。役柄的にアレだけれど、やっぱり凄い女優だな。それだけでも見る価値はあり。あとは安藤政信が安定のイケメンっぷりでした。
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