トムヤムクン

女の都のトムヤムクンのレビュー・感想・評価

女の都(1980年製作の映画)
4.5
列車と夢から始まるフェリーニのアリスインワンダーランド、あるいは神曲のデカダンスで猥雑なパロディか??フェリーニがモダニストであることは疑いようもありません。フェミニズム運動を戯画化しつつうまく取り込み、女を性的なスペクタクルとして観ていたマストロヤンニ扮する狒々爺、今度は自らが女に裁かれる見世物になっていきます。滑り台のシーンは過去の恋情の思い出… 東洋の秘術のくだりは笑ってしまいましたわ。
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