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お早ようのmatsuitterのレビュー・感想・評価

お早よう(1959年製作の映画)
2.0
●あらすじ
住宅地で暮らす主婦たちと子供たちの日常を描いた作品。

●メッセージ(国語の問題で正解になりうる正統派な読解。「建前」)
子供も大人も無駄に余計なことに関心を持ったり話したりするが、それがコミュニケーションの肝になっているところが難しさとおもしろさなんじゃないでしょうか。

●隠された本音(大声で言えないけど、例えばフェティシズムがあるとか、監督の「本音」的なところ)
テレビの登場で一億総白痴化と言われたのが1957年、この映画の1~2年前なので、小津監督は、映像作り手サイドの人間として、テレビに肯定的だったんじゃないかと。(そういうセリフがある)

●自分でこの映画のタイトルをつけるとしたら?
お父さんテレビ買って

●この映画にキャッチコピーを
大人には挨拶、子供にはテレビ

●好きなシーン・セリフ
・大人はなんでお早ようなんてあいさつするの
・おっさんが家でおならをして、呼んだ?っておくさんがくるシーン
・押し売りのシーン
・ジェスチャーで給食費
・天気の話をするシーン

●感想
とにかくつまらない。日常の会話が嫌いなのでツボが合わなかった。
俺の子供時代はファミコンがほしかったなー。
主婦の言っていることは信用できない。

●どの登場人物が好きか(自分に近いか)
ケーキ買ってきて。
給食費のジェスチャーシーンで語り。
天気の話をした人。

●自分の「業界」の人が言いそうなこと(感想)は?
まあ古いね、親がそんなこと言ってたね、そんな時代があったんだねー
(極めて無関心な態度をとる)

●似ている映画(音楽、小説、その他何でも)
小津映画は大体似てる。

●他の人にぶつけてみたい質問
こういう地味なテイストの映画はいままで観たものと比べてどうでしたか。
→7人中5人が肯定的な評価。今までの中で面白い方だったという回答。
私は超つまらなかった。

●他の監督作品と比較して
小津監督
・カメラワーク(下から見上げるような目線。イマジナリーライン)
・徹底的に同じテイストの映画(役者、ストーリー)
・大体つまらないが秋刀魚の味は好き。

●自分は関心ないけど、他の人が食いつきそうなこと
・軽石を飲んで大丈夫かと誰か心配する。
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