昭和にタイムスリップできる。
プラス、あるあるのようなくだらないギャグに笑いが止まらない。笑
赤と緑が映像に効いていて、更に小道具の配置にまで気を使っているように感じる。
作られてはいるだろうけど、昭和の街中へと入っていったかのような感覚になれる。
それに対して、シンプルだけど計算された日常ネタ。
テレビを買ってもらえない子どもの抗議の行動が、まさかのご近所づきあいにまで影響してくる。
ご近所さん同士は今よりも近いけど、中々うまくいかないこともあったりして今とそう変わらなくも感じる。
こうやって噂は広まるのかとか。
綺麗な言葉だなと聞いていると、かなり口の悪いおばあさんが出てきたり。笑
お父さんのオナラに自分が呼ばれたのかと顔を出すお母さんとか。
中学生同士の遊びがくだらなかったり。
そして何気に出番の多い勇ちゃん。
彼がまた愛嬌でいい味出している。笑
とにかく可愛い。
ラストも「それかーい!」というオチで笑ってしまった。
何でもないことを何でもないように映す。
でもストーリー性はあるし、観客も飽きさせない。恐らく構図にまでこだわっているはず。
何気にこういう脚本はかなり高度だと思う。
古き良き邦画。