お早ようの作品情報・感想・評価

「お早よう」に投稿された感想・評価

collina

collinaの感想・評価

4.2
初めて観る小津のカラー作品。
やっぱり、言わずにはいられなくて、「赤」が美しい。
カウリスマキが赤いやかんに憧れる理由が分かった気がします。

これまでに観た、2本の作品よりはコメディタッチで
テレビを買ってもらいたい兄弟の姿は愉快です。
支離滅裂なことを言っているように聞こえるけれど、
指摘は痛いところをついてきます。

すぐに悪い噂が広がり、あっちこっちで話が広がる狭い日本の関係は
そこに越してくる若い夫婦もあり、観てる分には愉快で、当事者なら
面倒くさいけれど、それも人間関係。

人生に無駄が無くなったら、味気ない物になる

無駄と考えて、ユーモアとか、友達と無意味な会話をするとか、
面倒くさい人間関係も、映画を観ることを含める人も
いるかもしれないけれど、生存していくためには必要なくても、
人生には絶対に必要なもので。

大人も馬鹿げたことをしている言い分も、
生活に味わいが無くなるという言い分も、
大人でも子どもでもない中途半端な私には分かる気がします。

でも、無駄な事はあっても本当に必要なことは言えなくて。

人間なんて愉快なものだ、と思ってしまいました。

狭い世界、些細な事から、笑える話の中で、人間の可笑しさを描く
小津安二郎監督の作品が好きです。
Kazu

Kazuの感想・評価

4.0
小津初期の傑作サイレント映画『生れてはみたけれど』と続けて鑑賞すると、戦前と戦後の家庭がどのように変わったのかという視点から映画を観れて面白い。
Akiramovie

Akiramovieの感想・評価

4.0
コメディという位置付けは 不思議な小津作品。
土手道の生活感。
土手の坂を、下った家並み。
駅前の飲み屋と 小津作品 定番の女将。

品の差 学歴の差 家柄の差 家計の差も 微妙に 設定しているのが小津作品。

テレビを称して 一億総白痴化 や、翻訳のバイトをしている失業中の編集者が テクニカル タームによる難易度を 語るが、当時の 観客に対する 教養の挑戦状みたいな。

なので コメディ的な笑いは、無いのだが。
ものの見方が毎回感心させられます。
koocky

koockyの感想・評価

4.5
小津安二郎というのは映画好きなら避けては通れない道なのだな。
自分も名前は至る所でよく聞くのだが、ヴェンダースやジャームッシュに影響を与えた名監督ってことで知ったつもりになってたけど、思い過ごしは良くないね。もっと早くに観とくんだった。

前置きはこれくらいにして、この映画は面白いです。感じるところは人それぞれあると思います。日本の原風景とかキッチュでシステマティックなカラー映像、カメラの構図、大人と子供、会話の妙、役者の演技、音楽、ほんといろいろな見どころが多数あります。

個人的にジャック・タチの「僕の伯父さん」を彷彿とさせられました。
とても近いものがあると思います。

めっちゃいい映画です。
めぐみ

めぐみの感想・評価

4.0
可愛くてまずそれだけで観れた。
昔は今より奥様方の楽しみが噂話だったり、
子供はいつの時代も変わらず無邪気で純粋だったり、
便利なことや新しい服装はなかなか受け入れられないなど、
どの時代にもあることだけどこの時の生活を少し垣間見た感じ。
最後がとても微笑ましかった。
日常の中の幸せを感じる映画。
なつこ

なつこの感想・評価

5.0
恥ずかしながら初めての小津安二郎 さいこうさいこうさいこう 私はこういう毎日に幸せを感じたいんだ..
LisaKawato

LisaKawatoの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

初めての小津安二郎作品。作品のテンポや昔の人のきれいな話し方が心地よい。

子供達の格好がお洒落。学校もお洒落。登場する人はみなしゃんとた格好、所作、話し方をしており、洒落た格好をしている。
話し方や格好や佇まい、生活空間や調度品が気取ってないけど素敵。それぞれの話し方や語に性格や立場など特徴がはっきり表れていたのも面白かった。何気ないやりとりも現代にないこざっぱりした軽快な感じ。なんてことない日常生活を描いた話だが何から何まで素敵でたまらない。みな決して金持ちではないが、荒むことなく丁寧に暮らしている。そのスーッと流れるようなテンションがすごく素敵。

画角や通り過ぎる人の通り過ぎ方など小気味の良いテンポ感、小道具などとてもこだわりを感じた。

コミュニケーションは難しそうに見えて案外簡単なことで円滑に進む。おはよう、いい天気ですね。みんなそんなに悪い人じゃない。何気ないこういったやりとりが相手に信頼を示すことになっているのかもしれないと思った。今観てよかった。
zpd

zpdの感想・評価

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初の小津安二郎監督作品、昔の作品もスマホ片手に観られるなんて現代技術万歳、huluありがとう。この兄弟はテレビのために必死なのにごめんね。

三丁目の夕日やサザエさんの時代かな。
あんなにヅカヅカ人の家入るの当たり前だったの?プライバシーのぷの字もないな。テレビもまだ無いならおばさんの娯楽は噂話だけかい。大人と子どもの世界の対比がおもろい。

あと弟の勇ちゃんめちゃかわいい。あんな子いたらテレビでもなんでも買ってあげるわ☺️
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