義民伝兵衛と蝉時雨

神戸国際ギャングの義民伝兵衛と蝉時雨のレビュー・感想・評価

神戸国際ギャング(1975年製作の映画)
2.3
高倉健×菅原文太。やくざ映画の2大スターが共演した最後の作品。脇を固めた俳優陣も超豪華!!素晴らしいキャストに恵まれた作品だが、脚本、演出、共にクオリティが低すぎて残念...。実話を基にしたれっきとした東映実録路線の作品だがリアリティが無さすぎる...。駄作と言って良いレベル。豪華俳優陣の無駄遣いをした、ある意味問題作。そして高倉健の濡れ場シーンの削除要請を東映が無視して上映した為に、高倉健が東映を退社するに至った正真正銘の問題作。見どころを挙げるのは難しいが、純粋に健さんと文太兄ぃの格好良さは堪能出来る。そして最大の見どころを挙げるとしたらやはり濡れ場。監督は日活ロマンポルノで活躍した田中登監督。健さんの硬派で寡黙なイメージを完全に取っ払った超軽くてぶっ飛んだ濡れ場シーン。 そして文太兄ぃと泉ピン子の濡れ場...。いくらなんでも強烈すぎる。