ろく

ハッピーフライトのろくのレビュー・感想・評価

ハッピーフライト(2008年製作の映画)
3.6
矢口監督のファンではあるけど近年の作品はどうものりきれず。この監督のよさって低予算だけど面白いなんだよねえ(秘密の花園もウォーターボーイズも)。でも予算あげても同じようだから困っちゃうわけで。

と思っていたけどこの作品は僕はそこそこ及第点。しっかりとコメディになっているのは好き。それぞれの人物がそれぞれ「笑わせる/感動させる」うん、どのキャラにも見せ場があって楽しいんだ。

ただ綾瀬はるかはとんでもなくポンコツ演技なんでどうしても苦笑してしまう。綾瀬はるかは可愛いんだけどそういえば映画で納得したことってないんだよなぁ。「僕の彼女はサイボーグ」でも「インシテミル」でも「ICHI」でも納得いかず綾瀬はるかの映画は食指が動かない。その大きな理由は演技が大味な気がするんだけど。いくらコメディだからってあり?それって気になる。

でもこの映画は綾瀬主演なれどそれほど出てこない。ずっと出ていると困っちゃうけどこの映画くらいの出演頻度ならいい感じなんだよねえ。いい香辛料になるって感じ。綾瀬は主演でなければ映えるんじゃねえ。

時任三郎、岸部一徳、田山涼成といわゆるおっさんたちが頑張っていてよかった。後半になると映画もぐっと上がってくるよね。そこが好きだ。あと田畑智子の前向きな感じも好き。これはゆるく楽しい矢口ワールドですよ。満足です。
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