ちろる

ジョゼと虎と魚たちのちろるのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
4.9
小説も持ってるけど、映画も好き。

犬童一心監督の描くとどんな色に染まるのかななんてワクワクしながら観ました。

妻夫木と池脇の演技は拍手もの。本当に適役でした。

体に障害をもっていると、遠慮したり悲観的になったりしがちだけど、ジョゼはちがう。いいたい事言って一生懸命生きてほんとに魅力的。

大好きな本の中でしか知ることのなかった世界を、恒夫が現実にしてくれる。

不器用すぎてすれ違う二人の愛が痛いほど切ない。

大好きな人ができたら、一番怖いものを観に行きたかったといって動物園に行ったエピソードは可愛くて胸を打たれました。

結末は小説と違うけど、こっちのほうがなんだかとてもリアリティがあって悲しい。

何回も観ているうちに、ジョゼのわがまま悲しく映りました。

愛と現実は難しい。

障害者がどうとかじゃなくて、でもやっぱりそこがお互いの心の見えない膜になって、最後のシーンは痛すぎる。


小説を読んだ人もこの映画で違う世界を堪能できるはず。