好きだけじゃどうにもならないこともある。
生まれつき脚が悪く、世間体を気にする祖母に隠されて生きてきたジョゼ。
わりと女にだらしのない平凡な大学生恒夫は、ある日偶然ジョゼと出会う。
自分の知らない世界に連れ出してくれる恒夫に惹かれるジョゼと、どこか放っておけないジョゼに惹かれていく恒夫。
最初はちょっとジョゼの性格の強さに慣れなかったりもしたけど、それこそがジョゼの魅力だったんかなあ。
自分の障害で弱々しくならない(ようにするため気丈に振舞ってるのかもしらん)ジョゼだからこその魅力がある。
観客は冒頭で結末は知らされてるんだが、
終盤、ジョゼもなんとなくそれをわかって受け入れていて、恒夫との思い出を噛み締めてる感じが切なくて切なくて...。
最後のシーンはつられて泣きました。
いつものお見送りのようにあっさり見送るジョゼにも。
2人がさらに歳をとって、幸せになっているといいなあ