あしからず

ジョゼと虎と魚たちのあしからずのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
3.7
そして人魚姫は王子様と幸せになりました、なんてファンタジーかもしれないけど自由に泳ぐ魚の夢をみたい時もある。
冒頭の転がる乳母車は「戦艦ポチョムキン」を思い出した。
足の悪いジョゼと女好きの大学生恒夫。池脇千鶴の存在感とエロキューションがたまらなく良くて、この作品の魅力はほぼ全て彼女が牽引している。「それもまたよしや」と魚の群れの中で呟くジョゼの強さが苦しい。
あの貝殻ベッドの素敵なラブホは外観と室内は別々のホテルらしく、室内の方はもう閉館してるそうで残念無念。
恒夫の気持ちも分かるけどお前はやっぱりジョゼの強さに甘えている。ジョゼの足はきっと痣だらけのはずなのに、とつい考えてしまうのはあの子がとても愛しいから。
とりあえず上野樹里はやめとけ。

食べ物が美味しそうな映画は良い。
だし巻き卵食べたい。
くるりのハイウェイ昔よく聴いてたな。
あしからず

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