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シマロンのkojikojiのレビュー・感想・評価

シマロン(1931年製作の映画)
3.4
第4回アカデミー賞作品賞他脚色賞、美術賞
西部劇初のアカデミー賞

題名のシマロンは主人公ヤンシーがイカれた荒くれという意味でシマロンと呼ばれているのをとっている。

ンーーー。
面白いとは思わない。🙇‍♂️

放浪好きなヤンシーがグレートランに参加するが、悪徳の情婦ディクシー・リー(エステル・テイラー)に騙され土地獲得に失敗。
彼は周囲の反対を押し切り妻セーブラと息子を連れて再びオクラホマへ。そこで新聞の発行る。しかし安定してくると、持ち前の放浪癖が顔を出し、平和になった町を後にして旅立つ。
彼はこれを繰り返すが妻はオクラホマでしっかり新聞社を守っていく。
こんな映画。

この映画を観るのは、特別の目的がある者か、信じられないぐらいの映画好きか、評論家のプロぐらいだろう。
あとは酔狂。
因みに私はこの映画を観ながら、こりゃ酔狂だわ と思った。😅

見どころはあります。
グレートラン。1889年、アメリカ合衆国政府が入植を解禁したオクラホマに白人が未開の土地を求め殺到した現象。ヨーイ・ドンで土地を取り合う。このシーンはすごく迫力がある。こんなだったろうなと思う。1日で1万人の都市ができると映画の中で言っている。

人種差別はこの当時、インディアン。主人公の子供は酋長の娘と結婚する。
女性蔑視はあったはずだが、主人公の妻は新聞社を切り盛りし、国会議員まで登りつめる。
主人公は放浪、戦争から帰って突然、知り合いの売春宿の女の弁護をして裁判の公正性を示す。つまり変わり種の西部劇なのだ。

しかし、感情移入は全くできないし、主人公の気持ちは私には全くわからない。😨 

なお、この映画は少々画質が悪かった。

監督: アンソニー・マン
原作者: エドナ・ファーバー ベストセラー女流作家。1929年に発表した、壮大なスケールの米国開拓史劇。この女流作家は次々と映画化される程の人気だったらしい。
脚本: アーノルド・シュルマン(英語版)


2023.01.05視聴8
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