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シマロンのdonguriのレビュー・感想・評価

シマロン(1931年製作の映画)
3.0
【アカデミー作品賞 観賞〜④】

1932年第4回アカデミー賞 作品賞は壮大なスケールで描く西部開拓劇「シマロン」
1931年ウェズリー・ラッグルズ監督作品。

インディアン居住地であったオクラホマにおいて1898年4月22日の正午を境に白人の入植が認められた土地獲得レース「ランドラッシュ」から始まり、石油が発見され石油ブームとして潤うまでの約40年間を描いた西部開拓時代の史劇。

冒頭の5,000名のエキストラ、30名以上のカメラマンを使った「ランドラッシュ」のスタートシーンは大迫力でした。

原作は人気女流作家エドナ・ファーバーの、実在の人物がモデルとなっている小説。
彼女の小説は他にも「ショウ・ボート」「ジャイアンツ」などが映画化されています。

主人公は正義感と勇敢さを合わせ持ち放浪癖のある実業家のヤンシーと妻ゼイブラの夫婦。

夫ヤンシーの常に新しいものを求める開拓者精神と、堅実な妻ゼイブラの女性としての社会進出が主テーマとなっています。

1931年の作品なので、今の時代からみると価値観が古く感じる部分もあり、特に夫のヤンシーの行動にはダメ出しをする人が多いとは思いますが、アメリカ近代史とあわせとても興味深い作品でした。
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