【War, children, it's just a shot away】
日本ではVHSが出たきり、未DVD化の作品だが、マイケル・ベイも驚愕、Youtuberすしらーめんりく氏に観てほしいレベルに爆発を撮るために1000%の労力を費やした作品でした。キングレコードさんあたりでブルーレイが出てほしい。
話は、子どものイタズラによる火災と、製油所の火災がピタゴラスイッチ方式で被害拡大していき大惨事となるもの。
火の侵食加減は『タワーリング・インフェルノ』さながら、指数関数的に激しさを増していくのですが、製油所が爆破してからは『タワーリング・インフェルノ』の100倍の激しさと地獄絵図が待ち受ける。
地面に広がる油に引火し、豪速球で業火が広がる様は背筋が凍る。かと思いきや、ビルが大爆発して裂け砕け、下界のサッカー場にいる人のすってんころりん描写には爆笑だ。
終盤には、「そんな訳ないだろう」と思うほどに、あれだけロケーション撮影だった景色がオールセットに変わり、画面の9割が炎たちによる「俺、炎だぜ」アピール合戦になり、空はこの世のものとは思えない世紀末を迎える。
そして、いきなり何もかも解決して終わる。
このストーリー放置プレイの潔さと、爆発爆発爆発のエレクトリカルパレードに大満足でした。
戦争は、ちょっとしたことで起きるんだぜ!キッズよ。