CharlieZG

フリーダのCharlieZGのレビュー・感想・評価

フリーダ(2002年製作の映画)
3.4
🖼勝手に秋の絵画展🎨⑦

メキシコ革命による社会運動“インディヘニスモ”を代表する女流画家フリーダ・カーロの伝記。
一本線の眉毛が特徴のフリーダをサルマ・ハエックが酷似の熱演で見せる。

高校生の時に遭遇したバス事故により瀕死の重症を負ったことがきっかけで絵を描くことに生き甲斐を持ち、壁画画家で後の夫となるディエゴ・リベラに才能を認められ創作を本格化させる。

強い、とにかく強い。
肉体的にも精神的にも逆境を跳ね除けるばかりか、その体験を独自のタッチでキャンバスに描き続け、気丈に人生を全うする姿に胸打たれる。

漫画チックにコミカルな表現も混じえたジュリー・テイモア監督のセンスがシリアスに向かうストーリーを中和させ良かった。

色々あったけどディエゴの愛に帰結する青い家。
ベッドに横たわり炎に包まれるフリーダの絵画、身体は痛くても良い人生だったと微笑んでいるように見えた。
良かった。


監督 ジュリー・テイモア

キャスト
サルマ・ハエック
アルフレッド・モリーナ
ジェフリー・ラッシュ
アシュレイ・ジャッド
アントニオ・バンデラス
エドワード・ノートン
ヴァレリア・ゴリノ
ミア・マエストロ
ロジャー・リース
パトリシア・レジェス・スピンドーラ
ディエゴ・ルナ
ロバート・メディーナ
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