原題は"Factoum"・・・あのブコウスキーの長編が原作で、その本の邦題"勝手に生きろ!"の方がしっくり来る。
そんな内容はブコウスキー自身を投影したかの様に、酒とタバコと女と競馬ありきで、次々と仕事をクビになりながらも、"何とかなるさ"と暮らす男をユーモラスに描く・・・って、自称詩人ゆえに書くコトへのプライドは決して捨てない姿が見所。
この男、ひたすらにだらしなくは見えるが・・・自暴自棄で堕落はしてないところが、憎み切れないロクデナシたる所以か。
なお、キャストではマットディロン・・・味のある大人のアウトサイダーぶりを見事に演じ切ってます。
さらには、リリー・テイラーのビッチぶりも負けず劣らずで・・・マリッサ・トメイにもニヤリ。