くぅー

酔いどれ詩人になるまえにのくぅーのレビュー・感想・評価

酔いどれ詩人になるまえに(2005年製作の映画)
3.8
原題は"Factoum"・・・あのブコウスキーの長編が原作で、その本の邦題"勝手に生きろ!"の方がしっくり来る。

そんな内容はブコウスキー自身を投影したかの様に、酒とタバコと女と競馬ありきで、次々と仕事をクビになりながらも、"何とかなるさ"と暮らす男をユーモラスに描く・・・って、自称詩人ゆえに書くコトへのプライドは決して捨てない姿が見所。

この男、ひたすらにだらしなくは見えるが・・・自暴自棄で堕落はしてないところが、憎み切れないロクデナシたる所以か。

なお、キャストではマットディロン・・・味のある大人のアウトサイダーぶりを見事に演じ切ってます。
さらには、リリー・テイラーのビッチぶりも負けず劣らずで・・・マリッサ・トメイにもニヤリ。
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