R

エイリアン2のRのレビュー・感想・評価

エイリアン2(1986年製作の映画)
4.8
久々に見てみた。劇場公開版は2回見てて、完全版は今回初! 断然こっちっすね! 見るの久しぶり過ぎて何が違うんか全然分からんけど笑 見終わった後に感じた面白い!!!っていう気持ちが過去最大。大大大傑作!!! 一作目でエイリアンが卵を産み落としまくってた遠方の星に、ユタニ社が巨大なコロニーを作ってて、そこで何も知らずに暮らしてた愚かなる人々が、どうやらエイリアンにやられてしまったかもしれぬ、ということで、一作目のサバイバーであるリプリーが、ユタニ社の社員に説得され、海軍と共に件の星に連れて来られる。するとそこでは想像を絶する数のエイリアンが彼らを待ち受けていた! という驚愕のストーリー! その星に到着してエイリアンに遭遇するまでのプロセスがかなりじっくり描かれてて、海軍メンバーがチャラチャラ害虫駆除気分なのを見てふざけやがってとリプリーがムッとしてるシーンとか、またまた怪しげなアンドロイドが参加してるのにブチ切れたりとか、面白いシーンもありつつ、ちょっと前置き長いなぁと思う面もあったにはあった。だが、それがあるからこそ、海軍が恐怖の現実に直面したときの狼狽具合がエキサイティングやし、リプリーが真に頼りになると分かったときの忠誠度合いは見てて気持ち良い。で、動作探知機がピッピッと音を立て、エイリアンが接近して来るのを光で表してるのを見るだけで、心臓ドキドキが止まらないし、ブワーってやって来たときの、あのうわーーーー!!!って感じ。素晴らしい!!! いつも思うのだが、すごそこにエイリアンがおる!って気づくときの感覚って、日常でゴキブリに遭遇するときのスリルにすごく似ていると思う。エイリアンは造形がスタイリッシュでカッコいいという点は大いに異なっているが。ひたすら怒濤のように押し寄せるエイリアンの襲撃に、仲間がどんどん死んでいくなか、誰の死にも悲しみを感じてる余裕がないくらい、凄まじいスピード感とスリル、後半はずっと正座してハァハァ言いながら見てました。客観的に見るとおかしいです。個人的に、爆弾を握り締める最期がドラマチックでお気に入り。ちょいキュン。けど、クソすぎるバークに関しては、もっとゆっくりな、恐怖と苦痛に満ちた悲惨な死を望んでいたのに、かなりあっさりで、それだけかよってなった。ほんで、あの最大のクライマックスを迎えるときの、ダイナミックな振り返り、恐ろしい静まりかえり、少しずつ見える正体……戦慄の演出に身体中ガクブル。からの、子の死を生きながらえてしまったオカン対オカンの最後の決戦!!! 女同士の争いとはほんに無慈悲で恐ろしくてスゴいです。ラスト、火炎が地獄のようにすべてを焼き尽くし破壊してるのを背景に、ふたりが抱き合ってるシーンは、うおおおおお!!!ハートが興奮でいっぱい! 何たる激しさ!!! もーとにかく後半は興奮に次ぐ興奮で、頭んなか真っ白おかしくなりそうやった! 一作目のジワジワ染み込んでくるような恐怖とは全く別の方向に突き抜けてて、2も最高!!! 両方とも愛してる!!!
R

R