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エイリアン2のmenokiのレビュー・感想・評価

エイリアン2(1986年製作の映画)
4.8
SFアクション映画の金字塔であり、最高クラスに面白い作品。

あらすじ

ノストロモ号事件唯一の生存者、二等航海士リプリーが眠るシャトルは57年の後にようやく発見されゲッタウェイ・ステーションに回収された。
エイリアンの存在と危険性を会社に訴えるリプリーを驚愕の事実が襲う。
今やアチェロンと名付けられたあの惑星LV426は数十家族が移り住み植民惑星となっていたのだ。
そしてアチェロンからの連絡が途絶え、リプリーの危惧は現実のものとなった。


ストーリー上は1作目と繋がっているもの、1作目と関係しているのは、主人公のリプリーとエイリアンくらいのものなので、前作を鑑賞しなくてもストーリーを理解出来る様になっており、ストーリー自体が民間人の救出→惑星からの脱出だけなので非常に単純明快となっている。

前作がホラー映画だったのに対し、本作はジェームズ・キャメロンが監督と脚本を担当しているということもあり、ホラーからSFアクションにジャンルを変更し、かなり見応えのあるSFアクションに変貌を遂げる事になっている。

そして、ジェームズ・キャメロンの最も得意としているキャラクターにニュアンスを持たせる点が作風とこれ以上ないくらいマッチしており、脇役でさえもそこらのマーベルヒーロー以上のキャラクターにカッコよく仕上がっている。
特に主人公のリプリーが言葉にならないくらいカッコよく、特にラストのニュートを守る為にクイーンに立ち向かう姿は何回観ても鳥肌が立ってしまう。
リプリーといい、サラ・コナーといいジェームズ・キャメロンは強くて魅力的な女性を描くのが本当に上手い。
各々のキャラクターが明確に差別化されているし、個性的かつ魅力的なので、全てのキャラクターの運命が気になるようにもなっている。

音楽に関しても疾走感のあるカッコいい曲が作風とマッチしており、編集に関してもシャープで素晴らしい。
そして、撮影監督のエイドリアン・ビドルの光と陰を縫うような巧みなライティングにより不気味な宇宙空間を作り上げ、独特の不気味な雰囲気を作り出している。

恐らく今まで30回近く本作を鑑賞したと思うが、何度観ても面白いし新しい発見がある。
絶望感も素晴らしく不満に思う箇所が全くない。
SFアクションでは最高クラスに面白い作品だと思うので、観てない人には是非とも観てもらいたい作品である。