今作は一作目のホラーテイストと打って変わって、アクション映画。
映画的にはそんな面白いショットはないけど、ハラハラドキドキして見飽きない。
でも、意外にアクションはラストに集中していて、多くはない。
セントリーガンの描写とか、あんな数字見せられるだけの地味なシーン。なのに、アクションシーン並みにドキドキして見れたり。これで、最後の畳み掛けが映えるし、中盤の中だるみも回避してる。
上手いなあ〜。
一作目はCF出で、映像作家の側面が強いリドリースコット監督だったから、キャラクターの魅力が少なかった。(どうやら演技指導もあんましないらしい)
そこが、今作は格段に良くなった。アンドロイドも含めて、キャラクター皆が生き生きしてる。特に、アンドロイドのビショップいいよねえ〜。仕事を淡々とこなす感じがイケてる。
後は、ちゃんとリドリースコット監督の象徴入れたがるとこも、母と母の対決ってとこである程度抑えてる。その上で、ジェームズキャメロン監督の持ち味であるアクションはばっちし決める。
いやあ面白いね。
関係ないけど、第9地区に出てくる戦闘機械、エクソスーツ。それ自体の元ネタはニールブロムカンプがファンである士郎のランドメイト。でも、登場のさせ方とかは思いっきり、今作の"あれ"ですな。
ブロムカンプといえば、頓挫してしまったけど、エイリアン3、4無かったことにして作るはずだったブロムカンプ版エイリアン見たかったなあ。