ももさく

冷静と情熱のあいだのももさくのレビュー・感想・評価

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)
2.5
忘れられない元カノとの約束を信じ10年過ごしてきた男性の物語り。

阿形順正(竹野内豊)あおいと同じ大学だった。イタリアのフィレンツェにて絵画の修復を学ぶ。

あおい(ケリー・チャン)大学時代は美術館でバイト、香港からの留学生。

崇(ユースケ・サンタマリア)順正の友人。

芽実(篠原涼子)フィレンツェで語学学校に通っている気の強い女性。

他登場人物→先生、警察、修復士達、めみのルームメイト、ショムニの女性相原、あおいの友人、あおいの職場の老女他。

他出演者→椎名桔平、マイケル・ウォン、松村達雄、大和田伸也、広田レオナ、安斎肇、柏木広樹他。

ドゥオーモ →教会堂で神の家を意味する。

原作→「東京タワー」「間宮兄弟」の江國 香織と「愛をください」「サヨナライツカ」の辻仁成。

「あまりに強く惹かれ合うとうまくいかない、人は一番好きな人とは一緒には、なれない」


dtv無料クーポンにて再鑑賞。イタリア、フィレンツェ、ミラノなどメインとなっており字幕が多く英語が飛び交っている作品。

過去映画館で見た記憶ありの作品。エンヤの曲の良さと篠原涼子のエロさのみ印象に残っていた。後、初めて見た時ケリーチャンが私の友達にそっくりって思ってたけど20年経った今見ても、やっぱり似てるなぁってのとどっちにしても相当美人だなぁと思いましたね。ちょっと目元はキツめですがね。

学生時代に濃密な恋愛をして今あまり満たされてない人なら、きっと少し気持ちがわかるのかもしれない。他の人と付き合ってみても結局忘れられない想いがあったりするのかも。まさに過去から抜け出せない感じ。1人の人を長く想えるってのは恋愛体質とはまた違うのかもなって思った。恋愛体質の人は、きっととっかえひっかえ恋しちゃうんだと思う。

オールヌード、ルドヴィゴ・チーゴリ、3年、ジュエリー店、セイジ・アガタ、お誕生日プレゼント、らんま1/2、財産、子供、手紙、レコード店、傘、おじいちゃんのアトリエ、自殺も印象的。

みんな若いし演技も微妙な感じもするけど竹野内豊は、ファンを幻滅させない、いい歳の取り方してるんだなぁと「義母と娘のブルース」や「イチケイノカラス」を見て思いました。

ケリーチャン173㎝、竹野内豊179㎝、2人が並ぶと竹野内豊もデカイのにケリーチャンもヒール履いてたら目線同じじゃん!負けてないデカさに驚く。

主役の2人よりも、周りに結構可哀想な人達が沢山ってのも切ないなぁ。

不倫や浮気になるかならないかってのはタイミングや想いの強さに関係してんのかなって思えてしまった。なんつーか絶妙!。心に誰かがいても誰かと付き合ってみなきゃ、その大きさに気づけない事もあると思うと傷つく人がいても仕方ないのかなと思えたり…。

こんなの燃え上がるに決まってるじゃん!ってのと奇跡なんてあるときゃあるかもだけど、ほとんどないよなーって。自分の人生の中には無いもんなー。会いたくない元彼に遭遇しそうになって逃げた事は、ありますけど戻ってきて欲しい人は戻ってこずだったし。人生ってそんなもんと私は奇跡を信じられんです。

この映画長く感じた。もー、ここで終了でいいじゃん!って何ヶ所かで思った。まだ終わんないのーって!。

まぁ、それでもとにかくエンヤが全てを持ってく感じで音楽がとっても良いので空気が浄化されてく映画でした。情熱的でもって真っ直ぐでロマンチックなのが好きな方にはオススメ。