ryosuke

アエリータのryosukeのレビュー・感想・評価

アエリータ(1924年製作の映画)
3.7
地球パートに映像的な見どころがほとんど無いのは残念。(影で浮気を目撃させるシーンぐらい)地球上で展開されるストーリーもこれいるか?という感じ。ロケット発射のローテク感満載の表現はちょっと面白かった。
火星パートはロシア構成主義の美術、衣装、セットが異様で面白い。何だあの望遠鏡。
妙な形のカクカクしたセットは後のドイツ表現主義映画にも影響を与えていそう。地下労働者の描写も素敵で、「メトロポリス」への影響がよく分かる。
良く分からない理由で火星でも革命が起きたので笑っていたら、それすらも夢オチで社会主義リアリズムに帰着させたのは愉快だった。
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