てるる

ハッスル&フロウのてるるのレビュー・感想・評価

ハッスル&フロウ(2005年製作の映画)
3.6
ハッスルとは俗語で裏稼業や売春。
フロウとはHIP HOP用語でリズムやビートに乗せる歌い方。

3人の売春婦を抱えるポン引き野郎。
地元出身の大物ラッパーが戻ってくることで自分の生き方を見つめ直していくストーリー。

いやー、この主人公かなりクズ野郎。
全く感情移入出来ないどころか、イライラする場面も多い!
特に高級マイク買うくだりとかめっちゃ腹立つ!
女の子に対して「ふざけんなビッチ!」とか言うんですけど、「お前がな!」て始終思ってました。

プロデューサー兼録音のキーとかDJのシェルビーがめっちゃ良いやつなので緩和してた。
売春婦のノラも最後まで頑張ってた!
ちょっとだけでもデモに参加出来たらウキウキしちゃうとこ可愛すぎたわ。

でも仲間や売春婦たちとデモテープを作り上げていく過程の熱量とか高揚感とか最高に楽しい。
これで主人公がもっとマシなヤツだったらめっちゃ良い映画になってたと思う。

実は2006年のアカデミー歌曲賞受賞、テレンス・ハワードは主演男優賞にノミネートされてるくらいの作品。
でもこんな役がアカデミー賞取っちゃダメよね!て納得!
ちなみにワイスピシリーズのリュダクリスも出演してマス!
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