キヨ

ヒューマンネイチュアのキヨのレビュー・感想・評価

ヒューマンネイチュア(2001年製作の映画)
3.5
〈2014/6/7〉ミシェル・ゴンドリー長編1作目ということで観賞。「恋愛睡眠のすすめ」「エターナル・サンシャイン」などで、後に監督の特徴としてあげられる手作り間のある映像はあまりないが、監督独特の会話の中におけるカット割り、不思議な音楽はこの時からみられる。脚本があのチャーリー・カウフマンということだが、やはり奇想天外な話になっている。「マルコヴィッチの穴」もそうだが、彼の脚本は基本の話に関係ない設定が入ってくることが多い。この話でいえばライラ(毛深い女)の設定がなくても基本の骨格(類人猿と勘違いした男にマナーを覚えさせる)は成立する。しかしその遊びとしての設定を無理やりでも盛り込むことでいい意味でキテレツな話を作りあげている。だからこそ見たこともない話ができ、そういう無理やりな設定を込めつつ話を破綻させない構成力がある種彼の才能なのかもしれないと感じられた。