ageless505

ヒューマンネイチュアのageless505のレビュー・感想・評価

ヒューマンネイチュア(2001年製作の映画)
4.0
『FUCK Humanity』

ホルモン異常で全身毛むくじゃらの女、ハツカネズミにテーブルマナーを教える研究者、自分を猿だと信じ森で生活する男、三者の人生が、あるきっかけで交錯していくブラック・コメディ。
あと一人、研究者の女性助手が、お色気担当として三者をややこしく絡ませていく。登場人物のあらゆる行動の根底にある「性欲」が話を単純化しすぎているところはご愛敬。話は<男と女と女>の三角関係から<男と女と類人猿>の三角関係へ。<文明と自然と人間>について立ち止まって考える材料や、<真実と虚構とマスコミ>の共犯関係などの裏テーマをも描写している。

しかしよくもまあこんあヘンテコな設定を考え付くものだ、さすがのチャーリー・カウフマン脚本作品。(「マルコヴィッチの穴」に続く劇場公開2作目)たんに奇を衒っているだけでなく、人間性のありようをキチンとあぶりだす物語進行の必然性がある。

ラストには研究者のおおきな成果をチラ見せ?するオシャレな演出があります。おもしろいです。