ヒューマンネイチュアの作品情報・感想・評価 - 11ページ目

「ヒューマンネイチュア」に投稿された感想・評価

次男

次男の感想・評価

4.2
異常に毛深い女性・ライラは、自身のコンプレックスから文明を捨て森で暮らし始める。その後、彼女は再び街に戻り、ネズミにテーブルマナーを学習させる博士・ネイサンと出会う。
森へ散歩へ出掛けた二人は、そこで驚くべき存在と邂逅する。自分を類人猿だと思い(この表現は非常に不適切ではあるが)、森で暮らす男だった。二人は彼を研究室に連れ帰り、彼を次なる研究の対象とするのだった…。


◆◆


二回目の鑑賞。 文明と自然の優位関係を言及するのじゃなくて、あくまで優劣を差し置いた上での不可逆性を訴えているっていうところがこの映画の素晴らしいところだと思う。
上で「文明」という言葉を便宜的に使ったけど、コンクリートジャングルやら自然破壊やら無生物化みたいな所謂「文明」ではない「文明」を対照にもってきているところも、憎い。適切な言葉が出てこないが、理性とか理知とかマナーとか言葉も含んでしまおうか、行動様式的な文明、とでも言えるような「文明」。

そして何より皮肉なのが、それらの選択に関して確固たる意見と経験をもつ三人が、結局それらに翻弄されている滑稽さだろう。マナーを重んじ文明を教え込んだ者は、女性の誘惑に理性を失うし、野生について雄弁に筆を走らせその尊さを思う者は、文明と文明の生んだコンプレックスとに弄ばれ都会と自然を行き来し、文明の英才教育を詰め込まれ類人猿的人間は…言うまでもない。

以上のことやラストシーンの皮肉なジョークも含めて、この映画の本意を想像する。

「きっと、そうやって文明と自然とを比較し選択しようとする様こそ、エゴイスティックでナンセンスなんだよ。そんな議論や想定は無駄だと思うね。不可逆なところにいることを自覚しよう。言葉と様式を手に入れてしまった以上、僕たちにあるのは大自然とはまったく別の新しいフィールド、Human Natureなんだよ。」

原発の問題が重たくのし掛かる現在、この映画はまた深みが増して感じられた。 よくこんなに盛りだくさんで深い内容を100分程度で纏めたものだ。すごい。




(2010年のメモ)
2014/09/29
スパイク・ジョーンズ(製作)×チャーリー・カウフマン(脚本)っていう『マルコヴィッチの穴』コンビなだけで期待度MAXなのに、さらにミシェル・ゴンドリーが監督っていうサイコーな映画。
容姿で悩むあなたに、恋人のいるあなたに、ついでに言えば恋人のいないあなたにも見てもらいたい映画。要はみんなに見てもらいたい笑

大爆笑必至!とか芸術的に素晴らしい!とかいうわけではないんだけど、性欲ってものを中間項にして“猿も人間も結局変わらないよね”って言い切っちゃうようなシニカルさがイイ。
さらにちょっとメタ的に見ると、人間も猿も同じだ!って内容を、“映画”っていう人間の文化的営為の最たるものみたいな手段で描くところに、自家撞着というか、循環的な乾いた笑いが生まれて面白い。

猿の世界も人間の世界も、それから死後の世界も全部馬鹿げてて、クスッと笑って少し考えてしまうような、なかなか興味深い映画でした。
みーんな自分勝手

自己解釈で誰もが満足げにしているけど、本当の幸せは本人にしかわからない話。


テーブルマナーを教えたり、はたまた自然に返そうとしたり、極論を右往左往する様子がとっても面白い。
オチも含めて。

脚本がチャーリーカウフマン、監督がミシェルゴンドリーならではで満足でした。
Coco

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3.5
HUMAN NATURE (2001)

異常に毛深いナチュラリストの女性と、しつけのせいでテーブルマナーに異常なほど固執する男の2人が出会い、恋に落ち、その後2人は、自分を猿だと思い込んでいる一人の男に出会う。

という、なんとも奇想天外でコメディー要素たっぷりの筋書きだけれど、コメディではない。

わたしは好き。
わかな

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2.1
リスエヴァンスハマり役でした!最後まさかの展開で辛くなったけど楽しいし人間について考えられる作品で良かったと思った。撮り方もなかなか監督の個性があり良かったです。
のら

のらの感想・評価

3.5
最初くだらないと思いながら笑ってたらなかなか考えさせる?内容だった…
リス・エヴァンスがすごいハマってた
ティム・ロビンスはすけべな科学者wアホ可愛いティム・ロビンスもいい
エンディングは悲しい
最後の最後まではよくある話かと思っていたら、人間は一回人間の暮らしをしてしまうと野生にはもどれない、人は結局外見で判断してしまう部分がある、とか、綺麗事を言わないところがおもしろかった。
個人的にはかなり好き。
199108

199108の感想・評価

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20140625
wordswords…
奇跡の人と今日私が考えたことと今日見たこれのグラトレ感


パトリシアアークエットか!彼女か!2015/03/09
supernova

supernovaの感想・評価

3.3
ミシェルゴンドリー監督デビュー作。やはりどこかミュージックビデオ的。最後まで飽きさせないストーリーと映像。キャストも素晴らしく言うことなし。
キヨ

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3.5
〈2014/6/7〉ミシェル・ゴンドリー長編1作目ということで観賞。「恋愛睡眠のすすめ」「エターナル・サンシャイン」などで、後に監督の特徴としてあげられる手作り間のある映像はあまりないが、監督独特の会話の中におけるカット割り、不思議な音楽はこの時からみられる。脚本があのチャーリー・カウフマンということだが、やはり奇想天外な話になっている。「マルコヴィッチの穴」もそうだが、彼の脚本は基本の話に関係ない設定が入ってくることが多い。この話でいえばライラ(毛深い女)の設定がなくても基本の骨格(類人猿と勘違いした男にマナーを覚えさせる)は成立する。しかしその遊びとしての設定を無理やりでも盛り込むことでいい意味でキテレツな話を作りあげている。だからこそ見たこともない話ができ、そういう無理やりな設定を込めつつ話を破綻させない構成力がある種彼の才能なのかもしれないと感じられた。