さうすぽー

X-MEN:ファースト・ジェネレーションのさうすぽーのレビュー・感想・評価

4.4
自己満足点 87点

スピンオフを除けば一番好きなX-MEN映画です!

こちらは旧シリーズの過去を描いており、チャールズとマグニートーの友情から決別までを描いた作品!
僕の中ではX-MENの中でも最も感情が涌き出た作品ですね。

何と言っても素晴らしいのはチャールズ演じるジェームズ・マカヴォイ、そしてマグニートー役のマイケル・ファスベンダーの演技!
どちらも好きな俳優ですが、名俳優だけあって本当に良かったです!

ジェームズ・マカヴォイは今やすっかりハゲツルのスキンヘッドなイメージがついてますが、これ観ておもったのがこの人イケメンだったということを忘れてました(笑)
後にプロフェッサーXになるチャールズの性格が表情、感情等によく出ています。

マイケル・ファスベンダーもマグニートーらしく感情の高ぶりや心の闇等がよく出ています。

これらが素晴らしい理由は、脚本や演出にもあると思います。
特にマグニートーは一番人間らしさが表れていたと思います。
過去のシーンでは彼の性格がわかるし、徐々に闇落ちしていく様も丁寧に描かれています。
チャールズとマグニートーの間には絆を感じたし、決別の際はお互いの複雑な心境がよく出ていました。

その他のミスティークの心情もきめ細かく描かれていて、X-MENというヒーローチームの結成までの道のりも良かったです。

ただ残念だったのが、保護したミュータントのキャラクター達の何人かはわりと単純で結構雑でした。
チャールズとマグニートーの話に力を入れたためか、何人かのキャラクターの描写を割いてしまったように思えます。

また、チャールズが下半身不随になる経緯も少し物足りなく感じました。
個人的にはもう少し壮絶に描いて欲しかったです。

とは言え、ここまで感情が揺れ動くX-MEN映画はそんなに無いですし、僕は恐らくウルヴァリンのスピンオフ作品「ローガン」に次いで好きな作品です!

旧シリーズのX-MENが好きじゃない方でもこの映画なら好きになれるかもしれないです!